治療施設

MRI

MRI

磁石が埋め込まれた機械の中で横になっていただき、コンピュータによって体の中を輪切り状に映し出す装置です。
MRI(核磁気共鳴映像法)は整形外科的疾患・外傷の診断に必須であり、放射線を使わないので安全です。また、脳神経・婦人科・泌尿器科などの疾患の診断にもたいへん有効です。

当院では日立AIRIS-II comfort MRI装置を導入しています。
従来のドーム型と違い、閉塞感がなく開放的です。低音のため、お子様でも検査できます。

骨密度測定装置

骨密度測定装置

骨粗鬆症の診断では、健康診断で一般的に用いられる測定装置より精度が高く、現実的に損傷を受けやすい脊椎(腰椎)股関節などを測定でき、正確な診断および治療効果の判定を行うことのできるDEXA法を導入しています。

平成19年9月3日に新しい測定機を導入しました。測定方法は今までと同様で、検査用のベッドに仰向けに寝ていただくだけです。
測定時間は大幅に短くなり、わずか90秒間じっとしていただくだけで、痛みや苦痛も一切ありません。

(測定機:ホロジック社製 Explorer C型 骨密度測定装置)

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは?

全体的な骨の中のカルシウム量など(骨量)の減少によって骨の中がスカスカになる病気です。この病気は、加齢や閉経などのホルモンバランスの乱れによる骨量減少に加え、偏った食事や運動不足など、日常生活が原因に深く関わっていることも多いのが特徴です。

骨粗鬆症の初期は無症状で気付かないことが多いのですが、病気が進行すると背中や腰の骨がつぶれて(圧迫骨折)、慢性的に重みを感じたり、急激な痛みが現れたりします。

また骨がもろくなっているので、つまずいたり転んだりすることで簡単に骨折してしまうこともあります。特に高齢になると転んだだけで足のつけ根を骨折することがあります。(大腿骨頸部骨折)
手術をしないと寝たきりになったり車椅子の生活になってしまいますので注意が必要です。

椎間減圧システム
(DRX9000)

椎間減圧システム(DRX9000)

※現在、不具合により使用できない状態となっております。
ご了承お願いいたします。

椎間減圧システム(DRX9000)による腰痛治療に適応するのは、腰椎椎間板ヘルニアなどの腰椎椎間板症の方で、60歳くらいまでの成人の方です。

はじめに治療の適否を判断します

  • 当システムの治療効果が期待できるかどうかを判断するために、腰椎レントゲンと2ヶ月以内に撮影された腰椎MRIが必須です。
    ※MRIを持参できない方は、当院に電話でMRI撮影をご予約ください。
    ※レントゲンをお持ちいただいた方でも、当院での撮影をお願いすることがあります。(予約不要)
  • 当院初診日には、健康保険証をお持ちください。初診日は原則として保険診療といたします。
    また初診日には問診票の記載などをお願いいたします。
    ※下肢症状のある方には血行動態検査を行います。
  • 初診日に診察および(当院で当日に撮影を行った方を含め)画像診断を行います。
    本治療は、初診日に予約に空きがない限り行えません。

治療の開始

  • 治療費用は自費となります。(健康保険診療適応外のため)
    一日一回(約30分) 5,000円
  • 治療日・時間帯はお電話にて承ります。

治療期間・治療回数について

  • 2ヶ月間に約20回(1回約30分)を目安とします。
    (1ヶ月目に15回程度が理想です。)

本システムによる治療が困難もしくは不可の方

  • 以下の腰椎疾患の方
    脊椎管狭窄症の方、分離症の方、すべり症・側弯症・骨粗鬆症・変形性脊椎が高度な方
  • 脊椎に以下の病変がある方
    未治癒の骨折、感染症、転移癌
  • 妊娠している方

本システムが開発された経緯

今から10年以上前、NASA(アメリカ航空宇宙局)は宇宙飛行士の椎間板が高くなっていることを確認しました。これは無重力状態によって、脊椎圧力が減圧されているためだったのです。

このことに注目したAxion Worldwide社は、最新の科学技術を研究。椎間神経への圧力を削減のために、椎間を減圧できるシステムを開発しました。

(東洋メディック株式会社パンフレットより抜粋)